【note:01】 ゼロから始めるアニメ

【アニメについて知りたい...】

ネット上には、たくさんの「アニメ情報サイト」があって、
最新のアニメ関連ニュースや声優などの情報を提供しています。
なかには、そんなアニメ情報のポータルサイトをまとめて
紹介しているサイト(「定番サイトJAPAN」)まであります。
さすがネット社会、情報が多すぎてサイト選びもたいへんです。

「定番サイトJAPAN」 「楽しむ」→「アニメ」
https://teibansite.jp/anime/

【アニメを見るなら...】

実際にアニメを見るなら、たとえば「dアニメストア」「アニメ放題」
「バンダイチャンネル」など、さまざまなアニメ見放題のサービスがあります。

ちなみに「dアニメストア」なら、
「月額400円(税抜)で3,100作品以上!」(2020年3月現在)だそうです。


面白くて刺激的なアニメが見放題となれば、
アニメの“沼”にハマる人は増える一方でしょうね。
世の中には映画や小説などの魅力的なコンテンツもありますし、
限られた時間のなかで、何を優先するかは悩ましい問題です。

dアニメストア
https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/tp_pc

【いいアニメ作品とは?】

ネット上には、数限りない「おすすめアニメ」のブログや
いろんな切り口の「アニメランキング」がアップされていますが、
こちらも情報がありすぎて、何がなんだかわかりません。

いったい「いいアニメ」の基準とは何でしょうか?
価値の問題は、文化事象につきまとう永遠のテーマです。

アンケートやアクセス数、売上などで順位を決めることはできますが、
数値化された流行と個人的な"感動体験"とは別の問題です。

たとえば、これまでの日本映画の興行収入の
トップ10はこんなランキングです。(2021年3月現在)

順位
タイトル
公開
1位
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
2020
2位
千と千尋の神隠し
2001
3位
君の名は。
2016
4位
もののけ姫
1997
5位
ハウルの動く城
2004
6位
踊る大捜査線 THE MOVIE 2
レインボーブリッジを封鎖せよ!
2003
7位
崖の上のポニョ
2008
8位
天気の子
2019
9位
風立ちぬ
2013
10位
南極物語
1983
(興行通信社「CINEMAランキング通信」)
なんとトップ10のうち、8作品(赤文字)がアニメです。
とくにジブリの映画が目立っていますね。

くりかえしますが、ランキングと映画の質は別の問題で、
なかには、自分が「いちばんいい」と思う映画が
この中には入っていないという人も多いことでしょう。

人気や流行は、プロモーションなどの広告宣伝費を
どれだけ使ったかにも大きく影響されます。
(大々的に宣伝してもヒットしない場合もありますが)


作品の"価値"は、誰にとっても同じものではありません。
同じ作品を見ても、人それぞれの感受性や理解力によって
まったく評価が違ってしまうのはよくあることです。
(ネット上では果てしないバトルが続けられています)

どんなアニメが好きか、どのアニメを見るべきか...、
作品が増えるほど、“好み”や“選択眼”が問題になります。
私たちアニメ初心者としては、まずとっかかりとして
信頼できそうな“目利き”の人の意見を参考にしたり、
人気ランキングをチェックしてみるしかありません。

資料:日本アニメのランキング
サイト内のPDFデータ

人気作品は、その社会の欲望や文化の成熟度を映し出し、
――どんな"虚構"や"幻想"を好んで消費したがるのかといった
私たち自身を理解するための一つの目安にもなります(たぶん)。

ま、あくまでもエンターテインメント作品なので、
「あー、面白かった!」で終わってもかまわないのですが、
素晴らしい作品に出会って、うっかり感動してしまったら、

そうした作品について、あるいはアニメ文化について
いろいろ考えてみるのも面白いと思います。