中2の2学期 [1978(S53)年]
<1978年 9月のヒット曲>
洋楽ポップス
歌謡曲
ホット・ブラッディッド
(フォリナー)
絶体絶命
(山口百恵)
イーグル
(アバ)
ジョニーの子守唄
(アリス)
霧のベイカー・ストリート
(ジェリー・ラファティ)
ヤマトより愛をこめて
(沢田研二)


◆剣道部の守くんが八幡東区の大会で準優勝し、
  全校生徒の前で表彰される。が、大坪くんに
 「組み合わせがよかっただけ」とからかわれる(笑)。

◆その大坪くん…、
  夏休みの読書感想文の宿題に「水戸黄門」を提出。
 「ぼくは、助さんが いんろうを出したところで、
  感動しました。
」とか、そんな内容だったらしい※。

※冗談では言うものの、ホントに提出したと聞いてびっくり。
 でも、その勇気というか、冒険心にちょっと感動。
 もちろん感想文は書き直しを命じられたらしい。笑

◆この頃、ゴンジ(権藤くん)と、あんやん(綾野くん)が
 ヤナセとかの販売店をめぐって車のカタログ集めに熱中。

◆体育の時間、山口先生が掃除用具をとってこいと指示。
 たぶん誰かが答えるだろうと、みんな無視。
  誰ひとり返事をしなかったので山口先生がキレる。
 「よーし!お前たち、そこに並べーっ」
  男子全員、ビンタを食らう。なんで俺だけ2発?

◆TVアニメ「銀河鉄道999」スタート。
◆ビートルズのシングル「サージェント・ペパーズ・ロンリー・
  ハーツ・クラブ・バンド〜ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・
  フロム・マイ・フレンズ」リリース。な、長い!※
 B面は「ア・デイ・イン・ザ・ライフ 」

※1年生の3学期頃から「ビートルズ」を聞く生徒が増える。
 長いタイトルの曲を覚えると、ついつい自慢したくなる。
「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」とか。
「シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウインドー」とか。

<1978年 10月のヒット曲>
洋楽ポップス
歌謡曲
別れの時
(ウイングス)
勝手にシンドバッド
(サザンオールスターズ)
愛はいつまでも
(ベイ・シティ・ローラーズ)
銃爪[ひきがね]
(世良公則&ツイスト)
ユー
(リタ・クーリッジ)
君のひとみは10000ボルト
(堀内孝雄)


◆10月1日 体育祭


  今年もやってきました、ムカデ競争の季節!
 2年4組では練習でひっかかる度に
  「んもう、またキックンやん」の声が。
  ぬれぎぬだという説も。今年の優勝は3組。

◆体育館の壁に大きく「バッテラ」と謎の落書き。
 てら(寺岡くん)と関係があるのか、ないのか。

◆10月30日 遠足
 今年も秋の遠足は、下関の「火の山公園」へ。

◆(文集より) 2年のときの3組は
 男女の仲がとても悪かったんです。
 いつもケンカばかりでした。
 ある日の放課後、男子全員と、
 女子4人をのぞいた人たちでケンカをしていました。
 あのときのケンカはすさまじいものでした。
 その反対に、クラスマッチの前日ぐらいに
 練習をしているところへ男子の何人かが入ってきて、
  一緒にしたこともあります。
 いろいろ思い出します。

◆TVドラマ「西遊記」(夏目雅子、堺正章)
  挿入歌はゴダイゴの「モンキーマジック/ガンダーラ」

◆TVドラマ「熱中時代」水谷豊が教師役に。
  ♪「僕の先生はぁ、フィーバー…」
◆ TVアニメ「宇宙戦艦ヤマト2」

◆映画「野性の証明」封切り(高倉健、薬師丸ひろこ※)。
  挿入歌「戦士の休息」も大ヒット。
※後に「あまちゃん」で大女優:鈴鹿ひろ美を演じた
 薬師丸ひろこは、この野性の証明がデビュー作。
 ちなみに当時、私たちと同じ中学2年生だった。


アリス武道館ライヴ2枚組LP「栄光への脱出」

<1978年 11月のヒット曲>
洋楽ポップス
歌謡曲
ドント・ルック・バック
(ボストン)
LOVE(抱きしめたい)
(沢田研二)
奇しい絆
(ジャパン)
透明人間
(ピンク・レディー)
カム・トゥゲザー
(エアロスミス)
ハリウッド・スキャンダル
(郷ひろみ)


◆11月14・15日 文化祭

◆ホンモノの狂言師の方々を招いて
 体育館のステージで「狂言」を鑑賞。
 あと、映画「翼は心につけて」※を見た。

※15才の中学生がガンと闘い、右腕切断の大手術を
  うけながらもたくましく精一杯生きた姿を描いた作品。
  石田えりのデビュー作。(byウィキペディア)


◆今年も1年から3年まで、全クラスが演劇に挑戦。

2年1組:おりょうの木
2年2組:あこがれ
2年3組:幕があがるまで
2年4組:若草物語

◆文化祭の前は、演劇の練習に使うという口実で
 ラジカセを学校に持ち込めるのがうれしかった。
 休み時間や放課後、教室や廊下に人の輪ができ
 カセットテープに録音してきたヒット曲※を聴いた。

※廊下で洋楽(ロック)を流していると、
 弘中先生が通りかかってひとこと、
「お前ら、意味のわからん曲を聞いて楽しいか?」
「はい、楽しいです」なんて、とても言い返せず
 黙ってうつむくしかないウブな中学生でした。


◆(文集より)文化祭の劇に初めて出ました。
 一人で日記を読むのには閉口しました。
 でも、私の台詞はわりと少なく、
 ぶすっとしていればいい役だったので助かりました。

◆2年2組がやった学園ものの「あこがれ」は、
  砂川くんと永淵くんの、けんかのシーンが圧巻。
 並べた教室の机やイスにガシャーンと派手に倒れこみ、
 マジでけんかしているかのような迫真の演技だった。

◆2年4組は「若草物語」に挑戦。というのも
 とにかく目立ちたくない男子ばかりのクラスなので
 四人姉妹の話を選び、女子だけの配役をたくらむ。
 が、通し稽古の段階で弘中先生に気づかれて、
 「男子も出ろ!」と命令。急きょ、学級会が開かれ
 守くんがローリー役で出演することに。

「七つのお城って映画を見にいかないか?」
 セリフは一つだけだったが、他の男子が冷やかすため、
ローリーは屋上で先生から猛特訓を受ける。

◆大坪、田中誠、権藤が「スペシャル音響グループ」を結成。
 もちろん、アーとか、キャーとか、ふざけてばかり。笑

◆この頃から河野くん、永淵くんなどを震源地として
  プログレッシブ・ロックに手を出す生徒が続出。
 人気があったのは、キング・クリムゾン、ピンクフロイド、
  イエス、ジェネシス、ELP、キャメルなど…。

トップカルダンの学生服※を着る男子生徒がちらほら。
 色気づく年頃。整髪料は黒バラのチックが流行。
裏地にの刺しゅうがある、丈の長い学ラン。
 ウエストを絞り、センターベンツやサイドベンツが入っている。

 
江川問題でドラフト論争おきる。
  翌年、小林繁とトレードで巨人に入団。
松任谷由美LP「流線型'80」リリース。

<1978年 12月のヒット曲>
洋楽ポップス
歌謡曲
バイシクル・レース
(クイーン)
季節の中で
(松山千春)
ダブル・ヴィジョン
(フォリナー)
みずいろの雨
(八神純子)
怪僧ラスプーチン
(ボニーM)
戦士の休息
(町田義人)


◆12月12・13日 クラスマッチ 
  (男子:ソフトボール、女子:バレー)

◆12月16日 生徒会選挙
 こがっち(古賀くん)が生徒会長に当選。
 (執行部は、歌野くん、広松くん、下田さん、だっけ?)

◆休み時間は、廊下での壁ホールで盛り上がる。
 てらっきょ(寺岡くん)やコウチ(河野くん)が呼ばれ、
鬼に指名されるとみんな必死で逃げる※。
  どこまでも追いかけてきて、ボールを思いっ切り
  こっつける(ぶつける)のでメチャクチャ痛いのだ。
 そのスリルが格別で、つい指名しちゃうんだけど(笑)

※逃げるといっても、廊下には逃げ場がないので、
 みんなくっついてダンゴ状態になってしまい、
 まるで“集団ルーレット”のようにグルグル回って
 鬼のいる側にきた人がこっつけられる。

◆「さっき理科の授業中、吉田先生が
  黒板に線を引きながら屁をこいたっちゃ。
 こいた瞬間、先生のからだがピクっと動いて、
  線がズレるのを見たもん」と守くんが証言※。
 「先生が振り返って、目があったんよ。
   オレ、笑いをこらえるのに必死やったけね」 とも。

※見たのが一人だけなので真偽は定かではない。
  「だって俺、見たもん」(byもりけん)

◆河野くん、クイーンのアルバム「ジャズ」※を購入。
 もちろん 大・絶・賛!

※アルバムに封入されていたピンナップ写真
 
全裸の女性たちが自転車にのっている)を
 体育館の前で見せてもらう。わお!
「バイシクル・レース」は昼休みのヘビーローテーションに。

◆正月映画は「ナイル殺人事件」など、大作がめじろおし。
「ジョーズ2」「グリース」「ピンクパンサー4」