古庄健人(号:帯山)さんは、脳梗塞による左半身麻痺のリハビリを兼ねて、
右手一本で書道や篆刻、はがき絵などに取り組んできました。
その10年間にわたる作品のごく一部を紹介させてもらいます。
「壷中」とは、東洋思想家 安岡正篤の六中観(りくちゅうかん)の一つ
"壷中天あり"から取ったもので、説明文にはこうありました。
「人間はどんな境遇にあろうとも、自分だけの壷中の天を創りえる。
私たちのまわりにも「えっ、この人にこんな趣味があったの」とか、
「こんな奥床しい芸を持っていたのか」とか、驚かされることがある。
こうした自分の別天地を持っている人というのは、
いかなる逆境にあろうとも、救われる人である。」
|