恩田 陸(おんだ・りく):1964年−
2017年『蜜蜂と遠雷』で、史上初の快挙。
直木賞と本屋大賞(2回目)をダブル受賞!
作家になった今でも、年間300冊の膨大な読書量を糧に、
ミステリ、ホラー、ファンタジー、SF、コメディなど
多彩なジャンルの作品を発表。郷愁を誘う描写に巧みで
“ノスタルジアの魔術師”と称される(らしい)。
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【恩田 陸のことば】
作者は読者のなれの果て”という言葉がありますが、私はまさにそのタイプ。本を読むことと書くことは、本当は同じことだと思います。読者として面白さを感じたような本を自分でも書いてみたいと思って小説家になりましたが、それほど自分が“書く側にいる”という感覚がない。今でも読者感覚が勝っていて、とにかく本を読んでいないと自分がスカスカになっていく感じがするんです。
(ソース:2017年のインタビュー記事より→)【Yahoo!ニュース特集】
私は自分のことをエンタメ作家だと思っていて。昔は一息で読めるもの、あっというまに読めてしまうようなものがおもしろいと思っていたんですけれど、おもしろさにも色んな種類があって。ちんたら読んだりとか、ときどき立ち止まって、続きを間を開けてから読んだりとか、おもしろさにはいろんな種類があるので、これからはいろんな種類のおもしろさを体感できるような小説を書いていきたいと思います。
(ソース:2017年、直木賞の受賞会見より→)【ログミ―】
だいたい、オリジナルストーリーなんてない、って思っているんです。たいていの手法は使いつくされているので、何をやってももう、先行作品のオマージュとなる、という認識でいるので。あと、気持ちいいって感じるストーリーは、古今東西同じであって、見せ方を変えているだけという認識もあります。なので、尊敬する先行作品には毎回触れるようにはしています。
(ソース:2004年「作家の読書道」より→)【WEB本の雑誌】
【参考資料】
恩田陸ファン歴10年の京大院生書店員が、
おすすめする恩田陸作品ランキング!
第1位
『光の帝国―常野物語』
集英社文庫
第2位
『図書室の海』
新潮社文庫
第3位
『チョコレートコスモス』
角川文庫
第4位
『木曜組曲』
徳間文庫
第5位
『ライオンハート』
新潮文庫
第6位
『蜜蜂と遠雷』
幻冬舎
第7位
『小説以外』
新潮文庫
第8位
『六番目の小夜子』
新潮文庫
第9位
『ドミノ』
角川文庫
第10位
『ねじの回転ーFeburuary moment
集英社文庫
恩田陸の全作品を愛してやまない書店員さんが、
個人的に選んだ20位までの作品ランキングを紹介しています。
“熱い”想いをこめて一作ごとにその魅力を綴ったブログは
恩田作品の格好のガイドになります
【天狼院書店のHP】(ソース→)
子ども時代から作家デビューまで
恩田陸が恩田陸になるまでに愛読した本たち。
小学生でミステリにはまり、学校の読書感想文は大嫌い。
「なんでこんな趣味のあわない本を読ませるんだ」 と
いつも怒っていたという恩田さん。
好きな作家や思い出深い作品など、デビューするまでの
読書遍歴が語られたインタビュー記事からの抜粋です。→