子供時代
〜小学生
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◆ロアルド・ダールの『チョコレート工場の秘密』
(初めて寝食を忘れて本にのめりこむ体験をした)
◆『くまのプーさん』『秘密の花園』『若草物語』…
◆日本の作家で最初にハマったのは、江戸川乱歩の少年探偵団モノ
◆小学3、4年生で星新一
◆5歳上の兄の影響でアガサ・クリスティやエラリイ・クイーンなど、
ミステリの王道にはまる。
◆初めてのSFは、アイザック・アシモフの『ミクロの決死圏』
(当時テレビで放映された映画の原作)
◆少女漫画は、いがらしゆみこ、里中満智子、一条ゆかり、山岸涼子、
美内すずえなど。
◆小林信彦の『オヨヨ大統領』シリーズ(小林作品はずっと追いかけた)
◆植草甚一の『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』を
小学5年の時に親にねだった(数多くの海外ミステリを覚えた)
◆リチャード・マシスンの『地獄の家』が面白かった
(当時流行った ホラー映画『ヘルハウス』の原作)
◆純文学系は『しろばんば』『次郎物語』『坊ちゃん』など。
◆小学6年生のとき、中井英夫の『虚無への供物』を読んだ。
(文体に不思議な魅力がある。今でも年1回は読みたくなる)
◎一番しっくりきたのは、海外ミステリ。 |
中学時代
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◎家にあった文学全集など、とにかくあれば読むという感じ
◆石井好子の『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』
(オニオングラタンスープの作り方がすごくおいしそうで、
肌寒い季節になると読みたくなるエッセイ) |
高校時代
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◎これまでのジャンルに、ノンフィクション作品も加わる
◆立花隆の『宇宙からの帰還』
(人類や地球を外側から見る体験に衝撃を受ける)
◆開高健が好きでよく読んだ。谷崎潤一郎も全部読んだ。
◆『ライ麦畑でつかまえて』や『アルジャーノンに花束を』に泣いた
◆江戸川乱歩賞の小峰元『アルキメデスは手を汚さない』
(芥川龍之介の『薮の中』っぽいところがある学園モノ) |
大学時代
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◎1日1冊は読んでいた。国文科だったので一応古典も読んだ。
◆大学のゼミでは谷崎潤一郎、卒論は永井荷風を選んだ。
(どっちも家に全集があった。谷崎はトリッキーな小説で大好き。
荷風はエッセイや日記のほうが面白かった)
◆スティーヴン・キングの文庫を追いかけた。
(キングの作品では『ファイアスターター』と『IT』が好き)
◆ロレンス・ダレルの『アレキサンドリアカルテット』が好きだった
(名訳で文章と構成が素晴らしい。なめるように読んだ記憶がある)
◆エド・マクベインの「87分署シリーズ」をくる日もくる日も読んだ。 |
社会人〜
作家
デビュー
まで
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◎社会人になってハードカバーの本が買えるようになって嬉しかった。
◎当時、翻訳作品は出たものすべて読んでいた。
◆ 覚えてるのはルース・レンデルの『ロウフィールド館の惨劇』
(暗い話だが、犯人の動機がすごく話題になった本)
◆小説を書いてみようと思ったきっかけは、26歳のときに読んだ
酒見賢一の『後宮小説』(第1回日本ファンタジーノベル大賞)。
私と一歳しか違わないのに、中島敦みたいな天才的なものを感じた。
当時、"年をとったら作家になりたい"と思っていたが、20代でも
書く人は書くんだと知って、なら自分も書いてみようと思った。
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