Yaha-lab.
【essay:03】
『風邪をひいた冬休み』

僕は、毎年冬に風邪をひきます。
今年はとくにすごかったです。
12月のうちはゴロゴロして、
正月からパーッと遊ぼうと考えていました。
しかし少しずつ病魔が襲ってきました。

そう、それは熱です。こんなのは初めてでした。
39度も熱が出て、頭グルグルパーで、
咳出て、鼻水出て、ベッドで5日ぐらい寝ていました。

家族のみんなは楽しそうに出かけ、
僕は一人ぼっちで何もすることがありませんでした。
見たいテレビも見られず、きっと新学期になっても
友達となんにも話がかみ合わないと思います。

ようやく熱も下がって久々に風呂に入りました。
こんなに風呂がいいものとは思えないほどの
気持ちよさでした。
頭、顔、体を二回ずつ洗いました。
洗っている時も、めちゃくちゃ気持ちよかったです。
我を忘れて、せっせと体を洗ってしまいました。

風呂からあがったら、からだ全体が真っ赤でした。
親に笑われました。
ちょっと恥ずかしかったです。

治った風邪はどこに行ったのでしょーか。
実は、お父さんの体にすみかを替えたのです。
ですが、一日過ぎるとお父さんの風邪も治りました。

5日間も僕を苦しめておきながら、
たったの1日とは、父の力おそるべし。
普段は、ガミガミうるさいお父さんが
静かになってラッキーと思ったとたん治るとは、
僕ってなんて不運。

そんな悲惨な正月でした。
『ガキの使い』見たかったー。

(by M.R 2010)