【番組紹介の記事を、そのまま引用させてもらいます】
「ハルモニたちの教室 −北九州・自主夜間中学の日々−」
夜7時、北九州市立穴生(あのう)小学校の図書室は、
「自主夜間中学」の教室になる。生徒は70代が中心。
その多くは、戦時中、父親や夫が徴用された在日韓国朝鮮人である。
ボランティアの手により、15年前週1回の授業として始まった試みで、
月曜から金曜まで、日本語の読み書きや算数、音楽の勉強などをしている。
その学びの場に、新たな動きが出てきた。
貧困や戦後の混乱などで教育を受けられなかった日本人、
フィリピン出身の若い女性など、
学びたい理由や、国籍も年齢も多様化してきたのである。
授業だけでなく、毎年恒例のイモ掘りなどの行事や旅行もあり、
学校に通い、仲間と会うこと自体が生きがいとなる人も多い。
番組では青春学校の日常を追い、歴史に翻弄され、
あるいは社会の狭間で、学ぶ機会を奪われた人たちが、
今ようやく学べる環境を手に入れ、
互いに支え合いながら暮らす日々を見つめる。
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